自分にピッタリの「あるがままに生きる」方法を探すために#4
エゴ(自己中心的)とエゴ(自我)
一般的に「エゴ」というと、
「他人のことを気にかけず自分のことしか考えていないさま」
つまり「自己中心的な考え方」を指している場合が多いと思います。
ですが、辞書には「自我」という意味も掲載されています。
「自我」とは何でしょうか?
私たちがいる世界の「スピリチュアルな部分」に触れるようになると
「自我」との関わりについて深く考えるようになったりします。
ここで大前提として
(これがないとエゴ(自我)についてお伝えするのが難しいと感じましたので)
いま私が信じている「私たちの世界のスピリチュアルな部分」についてお伝えしておきます。
いま私が信じているこの世界の真実
私は、この世界は「大海」のようなもので
個々の私たちはその中の「波」のような存在だと思っています。
私たちは元々は1つで繋がっていますが、様々な体験をして、その感情を味わうため
「大海の中の1つの波」として「魂の計画」をもって生まれてきます。
そして人生という「二元性の世界=幻想・ホログラムの世界」が展開していきます。
そこから様々な感情を経験するための土台
「その人自身のルール・価値観・アイデンティティ」が
自分以外の誰かと関わり「その誰かの真実」に触れて形成されていきます。
と同時に「優劣、不安・心配、欠乏感、執着・・など」の
様々な感情を引き起こす【恐れ】が作り上げられていきます。
そうすると、色んな感情が芽生え、色んな体験をするようになります。
そして最終目的は、
「自分は波でもあり、海でもある」ことを思い出す。
「元々自分は安全な場所にいて、守られ愛されている存在なんだ」を思い出す。
だと思っています。
ですから、人生が「自分以外の誰かの真実」の影響で作り上げられ、
ゴチャゴチャになってしまった『大海』というパズルを
1ピース1ピース組み合わせて完成させていく必要があります。
エゴ(自我)の正体
と考えると、パズルの完成を邪魔するのは
自分の中に作り上げられた【感情を引き起こす恐れ】だと気づきます。
【恐れ】は、親・家族・恩師の言葉・生き方、友人、世の中の常識、本や映画・ドラマなど
様々な人との出会いと関わり、そして様々な形で「自分以外の誰かの真実」が
「自分の中のルール」を埋め尽くし、無意識に出来上がっていきます。
例えば・・
■比較
・優越感を味わいたい
・劣等感を感じる
・自分を責めてしまう
■不足感
・自分には何かが足りない
・お金など物理的に何か足りない
・~がなくなったらどうしよう
■不安・心配
・未来への不安が絶えない
・過去やったことに対しての罪悪感・心配が絶えない
・~を失ったらどうしよう
・病気になったらどうしよう
・人を傷つけたら、傷つけられたら・・
■承認欲求
・認められたい
・必要とされたい
・その欲求を満たすために…
「助けてあげたい・力になりたい・役に立ちたい」
■所有欲
・手放したくない
・自分のものにしたい
・「自分の・わたしの」家・車・家族・子供・会社・・・
などなど、複合してる場合もあって、挙げたらキリがありませんね(^^;
これらは、大なり小なり、誰もが持ってる感情であり 恐れを引き起こす種 になります。
これこそが【エゴ(自我)の正体】だと思います。
自分で自分のエゴ(自我)に気づく
これらを大前提にすると
私たちのいる幻想世界は「良・悪、正・誤、優・劣」などの
「二元性」で成り立っている世界のため「エゴ(自我)」をなくすことは不可能です。
ですが、逆にこれらはパズルの1ピースの一部でもあるので、
視点を変えると「大海」のパズルを完成させるためのヒントにもなり得るのです。
そのためには「自分の中のどれがエゴ(自我)なのか?」に自分で気づく必要があります。
自分でエゴ(自我)に気づくことは「これはパズルの1ピースだ!!」と気づくのと同じです。
視点が変わるわけです。
ですから、自分の中に潜んでいるエゴ(自我) を見つける
つまり 恐れを見つける=パズルを完成に導くヒントになります。
私が出会ったエゴ(自我)をコントロールする方法
以前、私は「エゴとうまく付き合えている」と思い込んでいた時期がありました。
ですが、「宇宙にすべてをゆだねて生きてみた~私たち夫婦の1年半の体験記録~」の時に、
全く分かっていなかった自分に愕然としたのを覚えています。
そして、その時「エゴ(自我)に気づいて手放す方法」に出会えました。
それが『いくつになっても、ずっとやりたかったことをやりなさい』の中の
「モーニングページ(脳の排水)」と呼ばれるワークです。
毎朝ノートに3ページずつ自分の思っている本音や感情を丸ごと全部書き出すワークですが、
私は感情的になってる自分に気づいたら、
時間帯やページに関係なく心が軽くなるまで書き出していました。
今思ってる・考えてることを始め、怒り・悲しさ・卑屈さ・罪悪感・悔しさ・・等々
あらゆる感情や気持ちが出てくるがまま、頭や心に浮かぶもの1つ残らず書き出します。
気持ちを書き出すことに抵抗を感じるなら
「書き出すことに抵抗を感じる」と書き出せばいいんです。
それを続けていくと、、不思議なことに『頭の中が真っ白で空っぽになる瞬間』が訪れます。
この本では「ノートに書き溜めて、次のワークに使う」という流れですが、
私が受け取ったワークは「脳の排水」だけでしたので、書いたらビリビリ破って捨てました。
エゴ(自我)という幻想世界の自分の一部を、可視化して破り捨てる感じでとてもスッキリします。
これを続けていくと・・
「自分の中にどんな感情や恐れがあったのか」が見えるようになってきます。
そして、それを
ただただ、、
観察して味わう
・・・と消えていく。
認識する
・・・と消えていく。
のが分かるようになってきます。
逆に
この恐れを何とかしよう!
この感情をどうにかしないと!
と対処法を探し始めると
エゴ(自我)はますます元気になって勢力を増していきます。
なので、どうにかしなくていいです。
ただ、そのまま観察する・眺める・味わう・認識するだけです。
これで、
自分のエゴ(自我)に客観的に気づけて
ある程度コントロールもできるようになると思います。
もっと楽に、もっと穏やかに
生きるために
何のためにエゴ(自我)に気づいた方が良いのでしょうか?
それは「生きるのが楽になるから」です。
最終目的を信じられれば、「人生や生きること」がもっともっと楽に穏やかになっていくでしょう。
その第一歩が「自分で自分のエゴ(自我)に気づく」だと思っています。
あとは流れに任せていれば・・・
神様・ハイヤーセルフが一番ベストな方法で、ベストな場所へ必ず導いてくれます。
今回は、皆さんの「何かの手がかり・足がかり」になればと思い
私が出会った方法の1つを紹介しました。
「大海」のパズルを完成させる方法はたくさんあると思います。
是非、自分に合った、自分が「やってみたい!」と思える方法を探してみてくださいね(^^)