宇宙にゆだねて生きる #3
収入減少からの選択——焦りと恐れに突き動かされて

10年前、私たちは「ワクワクすることだけを選ぶ」と決めて歩み始めました。
紆余曲折の中、どんな選択も不思議とうまくいっていたので、
「ワクワクに従えば大丈夫!」と何の疑いも持っていなかったのです。
ところが——2020年、思いもよらぬ壁が立ちはだかりました。
収入が激減し、「なんとかしなきゃ!」という焦りがどんどん募っていきました。
それでも、私たちは「ワクワクする選択」をしているつもりでした。
「畑がある家ならOK」
「占いの仕事ならリーディングに近い」
こうして自分を納得させ、次々と決断していったのです。
しかし、その時の私たちは気づいていませんでした。
本当に大切なのは、「ワクワクするかどうか」ではなく、
「焦りや恐れに突き動かされていないかどうか」だったのです——。
エゴの選択が招いた現実
それが、悪夢の始まりでした。
今思えば、すべては『神様からのサイン』だったのです。
【最初のサイン】
- 不動産屋との契約トラブルが次々と発生。
- 「契約金を払ったし…」
「畑付きの物件なんてなかなかないし…」と、自分を納得させるしかない状況。
しかし、住み始めるとさらに予想外の問題が次々と起こりました。
- カメムシが大量発生し、家中が異臭に包まれる。
- 家具や押入れの荷物が、尋常ではないカビに覆われて使えなくなる。
- 雨漏り、悪臭、そして畑の土の状態の悪さ…次々と問題が噴き出す。
本当は、最初の契約トラブルの時点で気づくべきでした。
でも、焦りと恐れに支配された私たちは、「これはきっと何とかなる」と
自分に言い聞かせてしまったのです。
結果、わずか一年も経たずにその家を手放すことになりました。
2度目の引っ越し~天の導きのままに

「もう限界——(>_<)」
その一言とともに、ようやく私たちは冷静になりました。
「ワクワクに従っていたつもりが、実は焦りと恐れに突き動かされていたんだ」と。
そこで、今回は頭で考えるのではなく、天の導きにすべてを委ねることにしました。
迷ったときは、オラクルカードのメッセージに従うことに。
すると、これまでとは違う感覚で「物件探し」が始まりました。
今回は、家賃やその他の条件ではなく、
- 100%心がワクワクする場所
- 物件を紹介する人の人柄
この2つだけを基準にしました。
すると、たった一つだけ、すべての条件を満たす物件が現れたのです。
家賃はこれまで住んでいた場所よりも高いものでしたが、
カードのメッセージは何度訊ねても『OK!GO!』と出るのです。
「100%天の導きに任せよう」と決めた以上、信じるしかありません。
そう思い、私たちは勇気を出してその場所に決めました。
そして、ようやく気づいたのです。
『エゴに振り回されたとき、どんなにワクワクを装っても結果は伴わない。』
『しかし、本当に天の導きに委ねたとき、すべては最善の方向へ流れていく。』
この経験があったからこそ、今の私たちは「心からの選択」を大切にできるようになりました。
次回へ続く…